プチ旅2日目の朝は「おや?なんだか光が射してくる?」と期待が少しだけ持てそうな朝でしたが、やはり雪国。雪は降っていなくてもかなり冷え込んでいます。
これは予報通り今日の午後から降って来るのかなぁ…なんて話をしていました。
(そして本当にこの後午後位から雪が降り狂い、あの関越高速立ち往生の災害級な事態が巻き起こるわけですが…)
ホテルと旅館のいいところどりのようなこのお宿、朝ごはんもシンプルなメニューだけれど味付けが丁度良くて、ついついご飯も沢山食べてしまいました。勿論ご飯は「魚沼産コシヒカリ」艶っ艶(*^-^*)♪ うっかりおかわりしそうになるわ。
さて、支度も済ませチェックアウトし、車に乗り込んで出発すると何故かまた曇り空…。そしてチラチラと雪が舞い降りてきます。
まぁ今回はこういう天気ってことですね。慌てずのんびりいきましょう。(;´Д`)
そして2日目も楽しくおしゃべりしながら運転し、ほどなくしてたどり着いた先は
(画像悪し。反射してます(-_-;))
・赤城山(せきじょうざん) 西福寺(さいふくじ)の開山堂(かいざんどう)
【サイトがありますので画像はそちらを検索して観てくださいな(*^_^*)】
~日本のミケランジェロと称された名匠『石川雲蝶』~
数多くの作品を残したようですが、その中の一つで結構有名な作品なのでご存知の方も多いと思います。
良く手入れされていますが、冷え切った建物に入るとピーンと背筋が伸びるような気がします。日曜日ですがこのご時世なので殆ど見学に来ている人はいません。
まずご本尊にお参りをして、そこからさらに建物の奥の方へ進んでいくと急に空気が変わるような気がしました。
まず、開山堂に入る手前で「あ、ここちょっと怖い…」と率直に感じました。
怖いというよりは「畏怖の念」と言った方が適切な感情かもしれません。
パンフレットやテレビなどで観たことはありましたが、実物の圧倒的な迫力は視覚的なものだけでなく、精神的にも迫りくるものがありそこに立ち入るのにはちょっと勇気が必要でした。(なんか私の中に悪いものがくすぶっているのかしら…)
でも、御堂の中に入って天井彫刻や欄間などを流れて来る解説テープを聞きながら見て行くと、一つ一つに物語があり、ユーモアや趣向をこらした細工があり、本当に細かなところまで高い技術を見せつけられます。
今のような計測技術が確立していないなかでどうやって彫っていったのだろうと不思議でたまらない。
「すごかったね…」とまだ少し畏れを感じながらも石川雲蝶の常人を超えた才能にただただ頭が下がる思いを覚えました。
(反射避けたら暗くなりました(-_-;))
・針倉山 永林寺(はりくらやま えいりんじ)
【こちらもサイトに美しい画像があります。そちらを検索してくださいませ(*_ _)】
上記の西福寺からそんなに離れておらず、車で30分程度走った所にあるお寺ですがこちらも民家を抜けた所に自然と佇んでいて、地元の方達が当たり前のように通われているんだろうな~と感じました。
こちらに着いた頃にはさらに冷え込みが厳しくなっていて、もう板の間に立っていると足先から厳しい寒さが伝わって来るようです(+o+)
こちらのお寺は先ほどとは違ったテイストで様々な植物・動物・人物が華やかに生き生きと作られていて雰囲気が異なる仕上がりでした。
有名な天女のお姿もその美人顔だけではなく、後ろから見ても綺麗な背中が拝見できたりしてあらゆる角度から楽しめる作品でした。
しかも、当時の色がそのまま残っているということにビックリ!
保存状態の良さにこのお寺の管理の行き届きぶりがひしひしと感じられ、頭が下がる思いです。
もっと細かなところまでゆっくり見ていたかったけれど、足先の寒さに耐えきれず終了となりました。
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永林寺でもらったパンフには新潟県内各地で見られる雲蝶の作品の所在地が記された地図が描いてありました。
知らなかっただけで、雲蝶さん越後でいい仕事沢山していただいたようで(*^^*)
今回の開山堂や永林寺はその中でもかなり色鮮やかなお寺のようなので、すべてがこんなに色彩豊かなものばかりではないでしょうけれど、一つずつ回ってみるのも悪くないなぁ~と思えました。
その後は予定したお店でGotoの電子クーポンが使えないことにちょっとがっかりして自宅近くまで一気にUターン、結局地元近くのお店で遅い昼食タイムでクーポン使用となりました。
先輩にはゴルフシーズンが終わってもまだまだこうして遊びに付き合っていただき本当に感謝、感謝です。
今年も残りわずか、なんとしても無事に新年を迎えられるようこのリフレッシュ旅を上手に使って最後まで乗り切りましょう♪
リース写真もそろそろネタ切れか?
これだけドカ雪が降ったけれど、Xmasには雪は降らないんだそうな。
スキー場にとっては恵みの雪になるといいけど、人手はどうでしょうかね…。